対象者:
金沢大学附属特別支援学校高等部の生徒25名(1年生8名・2年生8名・3年生9名)先生10名
(見学:中等部の生徒18名・中等部の先生8名)
参加防災士:味噌蔵地区防災士(8名)KCBN防災士(8名)金沢市危機管理課(1名)
参加者総数:78名
授業内容:
金沢大学附属特別支援学校高等部が5年前から継続する防災授業【防災TWODAYS】のうち120分授業の体験学習を担当、参加した。
生徒の学習発表会
(1年生:災害食について、2年生:学校の消防設備について、3年生:避難ビデオ作り)の聴講にて感想や質問、アドバイスをおこなう。
【体験学習】
- ぼくたちわたしたちの素敵な避難所を作ろう!
- トイレをつくろう!
- それいけ!レスキュー 担架で運ぼう!
- 紙管パイプユニットルーム・ワンタッチプライベートテント・パイプ椅子ベッド体験
- 栄養を考えたアルファ米・乾燥野菜コンソメスープ試食
授業に向け、事前準備として生徒によるダンボール収集からスタートし、ダンボールの補強について体験学習会、KCBN防災士には高等部教諭による「学校の紹介/発達障害について」の事前学習会を開催し、勉強と準備をかさねました。
当日は地域の防災士、他校下の防災士、先生とみんなで仲良く協力しながら、居住スペースやトイレを作成。
居住スペースでは、個々が安心できるお部屋作りを、学校にあるものや手作りしたポスターや時計、お花、折り紙で飾り付けをし、生徒目線の居心地のよいお部屋が完成。生徒たちは自分たちの作った部屋やベッドに入り「素敵です」と寝心地や居心地を楽しむ様子がみられました。
担架搬送体験も初めてながらに、大きな掛け声を出し力を合わせ協力することで、救助出来る(人を助ける)ことを体感し、それぞれの学びとしました。
「誰もが安心して過ごせる避難所を」自ら作り手となり、また周りの者が必要な合理的配慮をすることで生徒たちの災害に立ち向かう力(自助力・共助力)を引き出すことが出来ることを当授業を通して感じました。
中等部も急遽見学体験に参加し、みんなで賑やかな大変楽しい体験授業となりました。